2003年度、国民医療費は 31兆 5375億円でした。前年度(2002年度)の30兆9507億円と比べると 5868億円(1.9%の増加)となっている。
国民一人当たりの医療費を比較してみましょう。 2003年度は、国民一人当たり24万7100円、前年度(2002年度)の24万2900円に比べ、1.8%の増加でした。
これは、平均すると私達一家族が、年間75万円近くの医療費を使っていることになるのです。
厚生労働省HP 統計調査結果 http://www.mhlw.go.jp/
健康保険証があれば、気軽に医療機関で見てもらうことができるという日本の『医療保健制度』は、世界に類を見ない素晴らしいものです。この素晴らしい『医療保健制度』が末永く継続発展することを望みたいものです。
しかし少子高齢化がいよいよ本格化する21世紀前半、生活習慣病の増加は益々医療費の増加の要因になることは避けられません。
1999年の国民栄養調査によると、60歳代で高血圧か高脂血症の人はそれぞれ全体の60%、肥満か高血糖の人はそれぞれ30%も占めており、1999年の厚生白書では、25年後には要介護者520万人、総医療費は103兆円にのぼると予測しています。このような生活習慣病の激増は、医療・介護費用を増大させる一方です。
国民健康保険、社会保険の財政が緊迫していることは周知の事ですが、私企業の健康保健組合の連合会等でも医療の効率化が叫ばれています。
日本全国で約1,800の健保組合がありますが、1992年以降は年々赤字組合が急増しています。
官民いずれの健康保険もこのままでは制度そのものの継続が危ないと言わざるを得ません。
医療費は限りある資源です。その効率的かつ合理的な有効活用こそが、国民的課題なのです。いくつかの改善策の一つとして、ジェネリック医薬品の使用促進があります。ジェネリック医薬品が使用されることは、薬剤費を抑制し、『患者さんの薬剤費負担の軽減』と同時に『国民総医療費の軽減』になるのです。